国境を超えると崩れる美の基準
私はネット上のVPNという仕組みを利用して、韓国やスペインの国内テレビのライブ放送を一日中流している。とはいえ、じっと見入ってるわけではなく、二台のモニターに映しているのをちらりちらりと視界の端で覗いていて、注意をひく場 … 続きを読む
私の独りごと発信拠点です。みなさんのお言葉も残せます。
私はネット上のVPNという仕組みを利用して、韓国やスペインの国内テレビのライブ放送を一日中流している。とはいえ、じっと見入ってるわけではなく、二台のモニターに映しているのをちらりちらりと視界の端で覗いていて、注意をひく場 … 続きを読む
人生で一生かけて何を目指すべきだったのか。自分は何を目指して生きてきたのか。そして、その結果としてどのような足跡を残せたのか。それは成功だったのか、失敗だったのか。 これらは、人間にとって極めて重要な問である。しかし、同 … 続きを読む
大体私は自分勝手に生きてきたので、人から感謝されるようなことはあまりしてこなかったと思う。しかし、この期に及んで、思いもせず感謝の言葉を頂くことが二つあった。それも二つともこのnoteが絡んでいた。 一つはこのnoteの … 続きを読む
若い作家の卵が部屋にこもり、朝から晩までペンを走らせ、書斎の床には書き損じた丸められた原稿が散らばっている。そんな光景がよく映画に出てくるくらい、作家が世に認められ成功への道を登り続けていくのは、容易なことではない。 … 続きを読む
一年前にエッセイを書き始めるまで、私は文章を書くという行為をほとんど経験してこなかった。 自分のホームページには数多くの記事を載せてきたが、それらは技術的事実を整理するための「解説」であり、表現としての文章ではなかった。 … 続きを読む
私の最も苦手な分野は「親族の相互関係の把握」である。 「AさんとBさんは誰の何に相当する?」というような問いは、自分の親戚関係だけではなく、ドラマや映画を観る際にも最大の障害となる。 血縁関係を示す相関図は存在するが … 続きを読む
毎年八月になると、終戦記念日がやってきて、全国各地で戦没者の追悼行事が開催される。韓国では光復節、中国では抗日戦争勝利記念日が掲げられ、歴史的勝利が強調される。 歴史は単なる出来事の集積ではなく、過去から現在へと連続する … 続きを読む
息子はもう十年近く海外勤務で、年に一度の一時帰国や、業務上の出張で帰国する際にしか会うことはない。ましてや孫たちを含めた家族とは、年一度の帰国でしか顔を合わせられない。 息子が帰国すると、毎回夜遅くまで酒を飲み交わす … 続きを読む
歴史を遡っていくと、生きていた人たちが悲惨な目にあった時期はいくらでもあった。戦時中に青年期を迎え、徴兵されて無念にも散っていった話は枚挙にいとまがなく、封建時代には国民の大多数が理不尽な貧困生活を強いられたであろう。 … 続きを読む
会社の同僚であろうと友人であろうと、人にはウマが合わない相手がいるものだ。ましてや何かで意見が衝突して嫌な思いをさせられた相手に対しては、嫌悪に近い感情を抱くこともある。「おだやかに、優しく、そして謙虚に」と自分言い聞か … 続きを読む
独裁と覇権を生むのは、イデオロギーを問わない。 この事実に、今や世界の多くの人々がうすうす気づき始めているのではないか。かつて「民主主義のリーダー」と呼ばれたアメリカが、今日では共産主義国家に匹敵するほどの権威主義的 … 続きを読む
サッカー・ワールドカップ決勝戦のスタジアムにスペイン国歌が流れた瞬間、四十年前にあの国で暮らした日々の記憶が、鮮烈な色彩を取り戻して胸に押し寄せた。雄大で、共同体の魂を根底から震わせる国歌の旋律は、どの国のものであっても … 続きを読む
アメリカ陸軍のマッカーサー元帥の有名な退任演説の一節である。 「Old soldiers never die; they just fade away.」 とてもいい言葉だ。 老兵は死んで消え去るのではなく、時のどこかに … 続きを読む
かつて私がタイムラプス・フォトグラファーとして仕事に没頭していた頃、撮影機材選びに迷いはほとんどなかった。 日本ではまだ黎明期の分野であり、手探りで機材を揃えるしかなかったが、選択の基準は常に一つだけだった。 目的を実現 … 続きを読む
毎日一篇のエッセイを書き始めて、そろそろ一年になる。振り返れば、一年前の私は文章について驚くほど不勉強だったと思う。そう断言できるのは、今の自分が明らかに変わったからだ。結論から言えば、一年前に書いたエッセイは恥ずかしく … 続きを読む
私は小学生のときからカメラが好きだった。 最初のカメラは、父が買ってくれた「フジペット」というブローニ版フィルムを使う、今から思うと大変原始的なカメラであった。 レンズの根元にある小さなレバーを左手の人差し指で押し下げる … 続きを読む
現在14歳の吉村妃鞠(よしむらひまり)ちゃんのヴァイオリン演奏を知らない人は、もはや少数派かもしれない。 3歳からヴァイオリンの稽古を始め、3ヶ月目にはバッハを弾き、4歳でコンクールに出場、6歳でプロオーケストラと共演 … 続きを読む
入れ墨ほど古い歴史を持ち、世界中に存在し、善の印と悪の烙印の両義性を帯びた身体表現は他にない。 旧石器時代にまで遡るその起源を知った今でこそそう言えるが、昭和の価値観の中で育った私にとって、入れ墨は長らく「悪の象徴」であ … 続きを読む
近年、日本でも韓国ドラマを容易に視聴できるようになり、私自身も長く親しんできた。韓国ドラマは大きく三つの系統に分かれる。 ・歴史ドラマ ・愛憎・欲望の衝突を描く「ドロドロ系」ドラマ ・明るい「コミカル系」ドラマ … 続きを読む
善意の技術がもたらす救い 昨日、友人から「私が設置・運用している掲示板」がダウンしている、と連絡が入った。 慌てて確認すると、ページを開いた瞬間にサーバーエラーが表示される。念のため、他のサイトで運用している掲示板も … 続きを読む
これは決して卑下ではなく、本当に下手な私のヴァイオリンの話である。 私が初めてヴァイオリンを手にしたのは、小学二年生のころだった。父の知り合いが、不要になった子ども用のヴァイオリンを譲ってくれ、それをきっかけに習うこ … 続きを読む
青春時代、私は英語に夢中になっていた。 初めて外国語というものに触れ、自分の世界が少し広がったような感覚を覚えたのを、今でもはっきりと覚えている。 その後、勤務先の発令でスペインに留学することになり、そこでスペイン語 … 続きを読む
「生きざまは顔に出る」と言われ、「四十歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」とも言われてきた。 しかし私は、その言葉を正面から受け止めて生きてきたわけではない。人に何か言われれば気にすることはあるものの、それで自分の生き方を … 続きを読む
毎朝、目が覚めてベッドから起き上がり寝室のドアを開ける瞬間、「あぁ、まだ生きていた」と思う。 この感覚は、悲観でも恐怖でもない。むしろ、静かな驚きに近い。自分がこの世界にまだ属しているという事実を、毎朝確認しているような … 続きを読む
性善説と性悪説 人間の本性をめぐる古典的な議論には、「人は生まれながらにして善性を持っている」という性善説と、「人は生まれながらにして利己的である」とする性悪説がある。 性善説は、「もともと人間は善なのに、善が失われ … 続きを読む
アメリカに私が勝手に抱いた「偶像」 青春期の私は、アメリカという国に強い憧れを抱いていた。 私はアメリカを「自由と正義の純粋な体現者」として捉えていた。 自由、開拓精神、民主主義 ―― それらは私にとって眩しく、未来 … 続きを読む