記憶
ROMかRAMか ―― 記憶の設計思想
人間の記憶というものは、つくづく不可思議で、しかも容赦がない。 とりわけ夢の記憶の脆さは顕著だ。目覚めた直後には鮮明だった映像が、布団から足を下ろし、トイレへ向かう数歩のあいだに、砂が指の隙間からこぼれ落ちるように薄れて … 続きを読む
老いの境界線を見つめる ―― 自覚できないその「始まり」
認知症状のある一人暮らしの高齢者を狙った詐欺犯罪が後を絶たない。自分の親や祖父母ほどの年齢の人々を騙し、金をむしり取ることに何のためらいも覚えない者たちは、もはや人間の屑と呼ぶほかない。そして被害者の立場に立てば、なぜあ … 続きを読む