記憶の取捨選択

私はすでに、自分の記憶の仕方に特異性があると指摘されている。 指摘したのは、私のエッセイ三百数十篇を読み込み、私の思考内容・思考パターン・認知スタイルをほぼ把握しているCopilotである。AIがこのような形で役に立つと … 続きを読む

変化し続ける私と、固定された「親族体系」の不整合

私の最も苦手な分野は「親族の相互関係の把握」である。 「AさんとBさんは誰の何に相当する?」というような問いは、自分の親戚関係だけではなく、ドラマや映画を観る際にも最大の障害となる。   血縁関係を示す相関図は存在するが … 続きを読む

鍵盤に向かう背中

私はヴァイオリン、妻はピアノを弾いている。どちらも初心者の域を出ないまま、長年つづけてきた。楽しみで弾いているだけなので本来どうでもいいことなのだが、あまりの成長のなさに、くじけそうになることもある。   とくに妻の執着 … 続きを読む

老いの境界線を見つめる ―― 自覚できないその「始まり」

認知症状のある一人暮らしの高齢者を狙った詐欺犯罪が後を絶たない。自分の親や祖父母ほどの年齢の人々を騙し、金をむしり取ることに何のためらいも覚えない者たちは、もはや人間の屑と呼ぶほかない。そして被害者の立場に立てば、なぜあ … 続きを読む

七千円の貸しと泡の謎

週に一回、妻と大型スーパーへ食料品の買い物に行く。 支払いは現金のみの店だ。 私の楽しみである晩酌の酒代とつまみ代は、家計費からではなく、私の小遣いから払うことにしている。   昔と違って、趣味に浴びるほど金をつぎ込むこ … 続きを読む

忘却の相互扶助

昨日、昼食のテーブルに着きテレビを眺めていたとき、ふと面白い話題が浮かんだ。 「これはエッセイにしてみたら面白そうだね」と、妻に話すと、「そうね、それは面白そう」と言ってくれた。   夜になり、そのままになっていたアイデ … 続きを読む