外国語に浸る生活 ―― VPNと海外テレビがもたらす新しい日常

青春時代、私は英語に夢中になっていた。 初めて外国語というものに触れ、自分の世界が少し広がったような感覚を覚えたのを、今でもはっきりと覚えている。   その後、勤務先の発令でスペインに留学することになり、そこでスペイン語 … 続きを読む

日本には人生がないと言われた日、情がないと言われた日

私の人生には、忘れられない二つの言葉がある。 スペインで言われた「日本には人生がない」。 韓国で言われた「日本人には情(じょう)がない」。   どちらも、私の内側の空洞に鋭く突き刺さった。 自分では気づいていなかった「日 … 続きを読む

日本の情(じょう)、韓国の情(じょう) ―― その違いに触れて

韓国語を学び始めたのは、今から二十七年前のことだ。 独学だったが、近くて遠いと思い込んでいた国が、実は日本と驚くほど深く結びついていると知った瞬間、私は飢えるように勉強を始めた。   どんな言語でも、文字が読めて、言葉が … 続きを読む

言葉が世界を変えるとき

外国語とは、忘れたと思っていた記憶を一瞬で蘇らせる、不思議な鍵のようなものだ。 その鍵が開くのは、かつて自分が夢中で生きていた時間であり、そこで出会った人々の声であり、あの頃の自分自身である。   外国語を学ぶ事の素晴ら … 続きを読む

四十年越しの友情

もう数年前の話になるが、突然、マルシアルという、四十年前にスペインの大学の学生寮で生活を共にした友人からメールが飛び込んできた。   そのメールは、私に一肌脱いでもらえないかという依頼だった。 四十年ぶりだというのに何事 … 続きを読む

創造という生き方

世の中は人の手で創られたもので満ちている。 それは草木のように自然に生えてきたものではなく、過去の人々が自分の感性と知恵を活かして創造したものだ。   それらを便利に使わせてもらい、楽しく遊ばせてもらう生き方はできる。  … 続きを読む

縦書きか横書きか ― 日本語の悩み

「手書きの温もり」という表現は、手紙において最も説得力をもつように思う。 私の銀行勤め時代の後輩は、昔から時々、封書で手紙を送ってくれる。 しかも和紙の縦書き便箋を使っている。 最近になってパソコン印刷になったが、手書き … 続きを読む

標準語という私の「方言」

標準語とは、いったいどういう存在なのだろうか。   南風に乗る優しい声 ― 九州  私は東京で育ち、自然と標準語を身につけてきた。 父は大分、母は博多の出身で、家の中にはいつも九州の言葉が飛び交っていた。 とはいえ、外で … 続きを読む

「と思っていてぇ〜」という時代

最近、街中やテレビで耳にする言葉遣いの中に、どうにも気になる表現がある。「〜と思っていてぇ〜」という、語尾を伸ばしながら自分の意見を“途中経過”のように提示する話し方だ。 本来なら「○○と思っている。そして△△だ」と二つ … 続きを読む

六つの声調が育てる感性 ― ベトナム人が歌う日本語の美しさ

TVでベトナム人の日本留学経験者たちを紹介する番組があった。 驚いたのは彼らの歌のうまさだった。 彼らは日本で日本の歌の魅力にとりつかれ、帰国後も日本の歌を歌い続けているとの事だ。 声の綺麗さにまず惹きつけられたが、聴い … 続きを読む

六か国語と共に「外国語ing My Way」

~目 次~ はじめに 中学校~大学で学んだ英語 スペインで学んだスペイン語 独学で制覇した韓国語 独学で手を染めたアジアの言語 おわりに     はじめに   私にとっていつも人生の最大の相棒であり続けた「外国語」は誰に … 続きを読む

青春にかけた夢、アメリカ

若い頃は夢に向かって夢中になって突き進む自分の姿があった。  今は「夢はなんですか?」って聞かれたら一瞬返す言葉に詰まってしまいそうだ。 いつの頃からか、夢とは縁遠くなってしまった。 若い頃は無限に感じる遠い未来があった … 続きを読む