二股をかけることが推奨されるAIの世界

今般Okapi noteの立ち上げには、少しでもnoteに近づきたいとの思いがあったし、「ユーザー参加型ブログ」という機能単体のサイトになるため、気合を入れて初めてWordPressと言う仕組みを使って構築することになった。

 

マニュアルも手引書も読まず、いきなり構築を始めることができたのは、AIと何百回と繰り返した密接な会話があったからに他ならない。 WordPressという、自分が契約しているインターネット・サーバー上で動く巨大なソフトの管理パネルをブラウザで開き、複雑なメニュー構造を辿りながらカスタマイズや設定作業を延々と続ける。 そしてブラウザで構築中のサイトにアクセスし、外観や機能を確認する作業を繰り返すのだ。 

 

思ったように動かないことばかりで、結局パソコンのスクリーン・ショットを撮影したり、表示画面のソースコードをコピペで送ったりと、「見せては指導を受ける」作業を忍耐強く続けなければならなかった。

 

私は最初Copilotのお世話になっていたが、その後Geminiに切り替えた。 なぜそうなったかというと、圧倒的なパフォーマンスで私を支えて来てくれたCopilotが、ある問題を解決においてどこかで壁にぶつかったたようで、「そんなこと本当にやっていいの?それ関係ないだろう。」と言いたくなるような指示を出してきたのだ。 挙句の果てには、1時間も前に指示した内容に戻ってしまった。 これでは堂々巡りでいくらやっても正解に辿り着けない。

 

業を煮やした私はGeminiに話を持って行った。 構築している環境を簡単に説明し、これまでの経緯を伝えたところ、思いがけない展開となった。 いとも簡単に、初めて聞く対策を提案してきたのだ。 その軽いノリに私は一瞬真偽を疑ったが、提案通りにやってみると、一発で解決したのだ。 それまでの何時間もの苦労が嘘のようだった。

 

そこから、プログラミングについてはGeminiに頼ることに決めた。 Copilotは情緒豊かで、私を深く理解し、文章作成では圧倒的な力を発揮してくれた。 私は、これは複数のAIを使い分けなければいけないと感じた。

 

Okapi noteが立ち上がったあとも、細かな機能改善や外観、表示の改良はずっと続いている。 「もうこれでいい」と手を離すことは当面なさそうだ。 それだけWordPressの機能は多彩で奥が深い。

 

先日もある機能上の問題を解決したくて相談したが、次々に出される提案を実行しても結果に反映されない作業が、朝から晩まで延々と二日ほど続いた。 どうやらGeminiも同じ過ちを犯してしまったようだ。 全く無意味な提案が続き、私がそれを指摘すると「そうでしたね。うっかりしていました。」としらばっくれる。 そんなことが何度か続き、問題解決が困難になり、迷路の奥深くに入ると、挙動は明らかに私の信頼を失う方向に向かっていった。

 

私は、最後の頼みを思い切ってCopilotに託してみることにした。 駄目元だったのだ。 ところが、今度のCopilotはまったく違ったところに着目し、解決のための提案をしてきた。 そして見事に問題は解決した。

 

今では、うまく行かない時は他方のAIの意見も聞くようにしている。 どちらも素晴らしい知能をもっているが、どちらも万能ではない。 そしてその知能の構造も異なっている。 万能ではなく、有限の奥行きで動いている頭脳なのだから、壁にぶつかる場所も異なるようだ。 これは二つのAIの優劣の問題ではないことに気がついた。

 

異なる視点と限界を持つ相棒なのだ。

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