私は今日も空を見上げている

私は大の天文ファンである。かつては天体観測だけでなく、天文物理学にも惹かれ、素人の及ぶ範囲内ではあったが、その真理を探ろうとした時期もあった。   星空を仰いでいるときは、地球上で起こっているさまざまな不快な出来事が頭の … 続きを読む

心を揺らした小惑星の影

かつて天体観測に情熱を燃やした私が、過ぎ去った日々を思い起こし、気持ちが揺れ、心が静まるまで時間を要したテレビ報道があった。 それは、全国の200人ものアマチュア天文家たちが協力して行った観測プロジェクトの話であった。 … 続きを読む

怒りと正義 ―― 価値の優先順位が社会を分断する

これだけ多くの人が獰猛なクマの被害に遭い命を落としているにもかかわらず、人里に下りて民家に潜んだクマを、緊急銃猟で駆除した自治体に罵声を浴びせる人が何人もいる。 そんなニュースを見て、人間社会はそうした人々も含めて構成さ … 続きを読む

宇宙探査の精神は、どこで途切れたのか

宇宙を舞台にしたプロジェクトは歴史とともに大きく変化を続けている。 「宇宙探査」という未知の世界への大きな夢で始まった取り組みは、いつの間にか「宇宙開発」と名を変えて、国家威信をかけた競争の舞台を作った。そして今は争奪戦 … 続きを読む

「見上げてごらん、夜の星を」

私の人生には、星空に心を奪われた二つの時期がある。 一つは、未成熟ゆえの衝動に満ちた中学時代の三年間。 もう一つは、社会のただ中で全力投球していた四十代半ばから五十代半ばにかけての十年間である。 中学時代──世界が開き始 … 続きを読む

「写真」という名の呼吸をもう一度

私は小学生のときからカメラが好きだった。 最初のカメラは、父が買ってくれた「フジペット」というブローニ版フィルムを使う、今から思うと大変原始的なカメラであった。 レンズの根元にある小さなレバーを左手の人差し指で押し下げる … 続きを読む

創造という生き方

世の中は人の手で創られたもので満ちている。 それは草木のように自然に生えてきたものではなく、過去の人々が自分の感性と知恵を活かして創造したものだ。   それらを便利に使わせてもらい、楽しく遊ばせてもらう生き方はできる。  … 続きを読む

絶海の孤島 ― 銀河が降り注ぐ日本の楽園

私が訪れた国内外で、いつも私が心を惹かれた場所は「島」だった。   人生で最初に訪れた島は伊豆七島の八丈島だった。 東京竹芝桟橋を夜中発の東海汽船に揺られて翌朝10時ころ到着した。 道中海は大荒れで船酔いで気持ち悪くなり … 続きを読む

近視眼から大宇宙へ - 思考のトランスファー

最近の世界情勢を見ていて本当に絶望感に浸る事が増えた。 世界の名だたるリーダー達の愚かな行動が、夢であって欲しいと思わずにはいられない。   私は中学生時代、天文学の世界に惹き込まれて行った。 まだ世の中の様子がちらりと … 続きを読む

大宇宙と人間

40代半ばから10年間、天体観測に夢中になった日々を過ごした。 夜な夜な庭に自分で建設した観測小屋に設置した天体望遠鏡と電子画像撮影システムで、翌日勤めがあるのにも拘わらず2時、3時まで撮影に没頭した。 そういうシステム … 続きを読む