たった一人の理解者

人生に行き詰まって立ち止まることは、誰にでもあることだ。   本当に自信があったら、立ち止まったり振り返ったりはしないだろう。 だが、現実にはなかなかそうはいかない。 面倒なことに、自信と不安は常に背中合わせだ。自信とは … 続きを読む

祖国を離れる理由・戻らない理由・こだわらない理由

人がどこに住むかという選択は、普遍的な感情ではなく、個人の経験と状況によって大きく揺れ動く。 祖国を選ばない人 ―― 魅力による移住   海外留学や旅行をきっかけに滞在先の文化に惹かれ、そのまま定住してしまう人は少なくな … 続きを読む

「今日も生きて、物語を続けよう」というメッセージ

会社の同僚であろうと友人であろうと、人にはウマが合わない相手がいるものだ。ましてや何かで意見が衝突して嫌な思いをさせられた相手に対しては、嫌悪に近い感情を抱くこともある。「おだやかに、優しく、そして謙虚に」と自分言い聞か … 続きを読む

もう送らないと決めたラブレター ―― 山田洋次監督へ

『男はつらいよ』の感想文の形となったエッセイを、私は印刷して山田洋次監督宛てにファンレターと共に送った。 どうしても私の感動を伝えたかったのだ。   深掘り『男はつらいよ』 ― 寅さん映画の神髄とは   しかし、投函した … 続きを読む

ヒエラルキーの呪縛を超え、矜持を貫く

小説でも映画でもテレビのドキュメンタリー番組でも、描かれる「人生の優等生コース」は、一流企業に就職し、人より早く出世して、課長になり、部長になり、取締役になるというサクセス・ストーリーである。   出世の終着点は、常務、 … 続きを読む

最後に形見となったのは、日々書き綴ってきた言葉だった

私はなにかと変わったことをする人間だが、その一例として、世を去ったときのために準備したものがある。 この一年間をかけて、私は誰よりも「自分のため」に、そしてもしかしたら「私を知る人のため」にもなるかもしれない形見を完成さ … 続きを読む