その老人は私だった ―― 過去の姿を譲らない老兵

病院で診断を受けたあと、処方箋を持って隣の薬局に行った。大病院なので混みあった薬局の待ち時間は一時間にも及んだ。 いくつもある薬の受け渡し窓口の前には椅子が並び、数十人の患者が自分の番を待っていた。   平日ということも … 続きを読む

評価の外側で生きる ―― 博物館の片隅で

若い作家の卵が部屋にこもり、朝から晩までペンを走らせ、書斎の床には書き損じた丸められた原稿が散らばっている。そんな光景がよく映画に出てくるくらい、作家が世に認められ成功への道を登り続けていくのは、容易なことではない。   … 続きを読む

誰にも語らない「誇り」の強さ

人生で、自分が何を誇りに思うかなどどうでもよく、楽しく生きられればそれでいい、と考える人もいるだろう。 しかし、誇りとは、自分の人生を肯定するための大切な支えではないだろうか。 誇りとは何か   人には人の数だけ生き方が … 続きを読む