日本の年末を彩るシンフォニー「第九」

年の瀬が迫って来ると、クリスマス・第九・紅白の話題が飛び交うようになる。 お馴染みの季節を感じる年中行事だ。   今年も年末恒例の第九コンサートに行って来た。 ベートーベンの交響曲第九番である。 合唱隊が200人近くの大 … 続きを読む

整った街と乱れた心 ― ゴミが暴く人間の裏側

毎朝ゴミ拾い散歩を始めて半年以上経ち、大分「経験」を積んだ所で、会得した道路などに捨てられたゴミの知見についてご紹介しようと思う。   まず捨てられているゴミの内容についてである。   多い物から挙げると、なんと言っても … 続きを読む

「思い込み」が作る光と影 ― 確証バイアスと言う落とし穴

今年頂いた年賀状の中に嫁いだ娘の義父母からの一枚があった。 「いつも孫がお世話になっています。」と挨拶が書いてあった。 一瞬何の事か分からなかった。 娘が産んだ一男一女の孫は可愛くて本当に宝物だ。 次の瞬間、その孫たちの … 続きを読む

CPAPが変えた夜と昼 ― 深い眠りがもたらす驚きの効果

私はCPAP(シーパップ)と言う装置を愛用している。 睡眠時無呼吸症候群を防ぐ為の簡単な小さな医療装置だ。   数年程前に訪れた病院で、ホルター心電図と言う「胸に電極を貼って心電図などを記録して脈拍や不整脈の有無を調べる … 続きを読む

先輩に満たされた心、後輩には残した空白

先輩に優しくしてもらった想い出はいつまで経っても忘れない。 その先輩が想い出の中でいつもにこやかに微笑んで暖かく私を見守ってくれている。 私が本当に困っていた時に、身を投げ打ってとは言わなくても「何でそこまでしてくれるの … 続きを読む

異なるルールに直面する旅人の戸惑い

自動車の運転に関し、道路の左右どちら側通行なのか、ハンドルは左右どちら側に付いているかは世界で統一されている訳ではない。 日本で自動車を運転する時には道路の左側を通行をする。 そして基本的に日本の車は右ハンドルだ。 日本 … 続きを読む

何が挑戦させる ― 自分との闘い

科学の領域は未踏のものだらけだ。 学術の世界はその存在自体が真実追及への挑戦だ。 これで終わりと言う物がなく、真実の追及は永遠に続く。 人間世界での最大の挑戦は、この学術の世界である事は間違いない。 研究に没頭し人類の為 … 続きを読む

自然科学への不信から始まった人文科学への旅

は若い頃から哲学、歴史、文学と言った人文科学系の世界にはすべて興味がなかった。 興味があったのは物理、化学、地学、生物と言った自然科学系の世界だった。 世の中を発展させる技術に無限の可能性を感じていた。 それに対して人文 … 続きを読む

人生のからくり ― 災いは未来の影を照らす

「屁理屈」とか「こじ付け」と言われるかもしれない。 しかし自らの人生を振り返ると「そう言思われても仕方ない。でも因果関係があったとしか言えない。」とか「何かの力がその時の私を救ってくれたに違いない。」と思う事はないだろう … 続きを読む

それで本当に良かったのだろうか ― もう一つの人生

当たり前のように学校に通い、当たり前のように大学に進み、当たり前のように就職試験を受けて会社員になった。 それで本当に良かったのだろうか。   実際の所、会社員になって人生は本当に豊かに送る事ができた。 色々問題はあった … 続きを読む

カメラの進化が作った映像戦国時代 ─ アマとプロの境界線

私はアマチュア・カメラマンとして今までの人生の大半を過ごした。 そして現役最後の15年間近くをプロ・カメラマンとして過ごした。   アマチュア・カメラマンとして本格的に撮影を開始したのは、1970年にアサヒ・ペンタックス … 続きを読む

経済中心の時代の終焉-「歴史」を学ぶ意義

中学二年生から始まった歴史(日本史)と言う科目、私は第一時間目から嫌いになった。 その女の先生は初めての授業で教壇に立つと「皆さん、なんで歴史を学ぶのだと思いますか?」と全員に尋ねた。 皆が口をポカ~ンと開けていると、そ … 続きを読む

近視眼から大宇宙へ - 思考のトランスファー

最近の世界情勢を見ていて本当に絶望感に浸る事が増えた。 世界の名だたるリーダー達の愚かな行動が、夢であって欲しいと思わずにはいられない。   私は中学生時代、天文学の世界に惹き込まれて行った。 まだ世の中の様子がちらりと … 続きを読む

Gパンからトレンドを越えた、私の選択

最近の朝は寒さが厳しくてトイレが近くなる。 先日2時間近く散歩して帰宅すると、手袋していても手が冷たくなってかじかんでうまく動かなくなっている。 ゴミ拾いをする為に常に手を差し出して、トングで挟む操作を繰り返しているせい … 続きを読む

鉄道200年の進化と、不変のレールが秘めた力強さ

暑い夏の日、小学校低学年の私は家族と一緒に大分の父の生家に帰省する為、東京駅に向かった。 東京駅のホームに着くと、父は私を既に入線していた列車の一番前に連れて行き、私を抱き上げてシューッ・シューッと音を立てながら白い息を … 続きを読む

本の紙面がPCの画面より心地良い理由

書かれた文書を読む時、PCではほとんどの場合白い画面上に描かれた黒い文字を読む。 一部エディターなどでは画面が真っ黒になって、そこに白い文字が描かれる物もあるが、画面に画像を貼り付けた場合の違和感などもあり、利用されるケ … 続きを読む

夢に映る心の風景

夢を見ると面白い事がたくさんあるが、多くの場合目が覚めてすぐに忘れ始め、すっかり覚醒した頃にはそのあらすじも登場人物の顔もほとんど忘れてしまう。 その全てを潜り抜けてしっかりと記憶に残って、夢で見た事を人にしっかりと語れ … 続きを読む

欲望の果てに暴走する国々、沈黙する誠実

「ああ言えば上祐(じょうゆう)」と言う言葉が今から30年近く前に流行した。 オウム真理教の地下鉄サリン事件で首謀者・教祖の麻原彰晃が逮捕された後、元幹部であった上祐史浩氏がTV討論会などに出演し、投げかけられた質問に即座 … 続きを読む

年齢が教えてくれた「親しい人との適切な距離感」

友人・知人の中には夫婦関係が必ずしもうまく行ってないと言う人がいる。 それも昔から悪かったのではなく、高齢者になってから関係がうまく行かなくなったと言う。   お話を良く聞いてみると、いずれも退職を機に問題が始まった様で … 続きを読む

「朝陽にはパワーがある」 ~ 生命の源に向き合う時間

亡くなった叔父が夕方になるとコーヒー・カップを片手に病院の横を流れる川の土手に上がり、ずっと沈みゆく夕陽を眺めながら「朝陽と夕陽は身体にいい。パワーがある。」と言っていたと言う話を従妹から聞いた。   その話は凄く気にな … 続きを読む

歳を重ねて挑む、終わりなき課題 ~今の歳でなければ出来ない事~

やるべき事が決められている学生や社会人時代は、黙々と決められた事をやって来た。 出来不出来はともかくとして、それが課題として与えられていて、それを全うする事が責務だった。   学生時代は小学生時代から宿題と言う課題が与え … 続きを読む

封鎖ではなく支援を ~ 移民問題に向き合う先進国の一員として

最近は本当に外国人を多く見るようになった。 以前は仕事で来日し滞在している外国人が多く、見かける場所は都心が多かった。 その後、東南アジアを中心に出稼ぎに来る若者が増え、場所は限られていたが全国の地方都市に滞在している姿 … 続きを読む

早朝の群れの声、竹林から旅立つスズメ達

毎朝散歩していてスズメの宿が近くにあるのに気が付いた。 家の近くにちょっとした竹林があるのだが、かなり遠くからざわめきのような音が聴こえて来る。 近くまで行って、それが無数のスズメの鳴き声である事がわかった。   冬が近 … 続きを読む

生かされるも殺されるも人間の都合

最近、人間の生活圏に現れたクマが次々に駆除される話が毎日のように報道されている。 私は特別な動物愛護者ではないし、クマは人を見れば100%危害を加えようとする「害獣」なのだから積極的な駆除を望んでいる。   私は「生活圏 … 続きを読む

無謀運転に生きる機会をくれた運命の真意

これは私が若かった頃、思い出すのも恥ずかしい無謀運転をした時のお話だ。 いずれも若気の至りが成した業で、恥を忍んでお話ししたい。   誰でも永年車に乗っていれば、一度くらい「冷やっと」した事はあるのではないかと思う。 私 … 続きを読む

「夢と希望は挑戦する心から」子ども達からの静かなメッセージ

夢や希望に胸を膨らませていた、そんな若い時代が誰にでもあったはずだ。 孫達を見ていると未来に対する憂いを全く持っていないその姿がとても眩しい。 もとより彼らの頭の中には、「世の中には不幸と言う物があり、それが将来身に降り … 続きを読む

庶民の暮らしを歩く旅路 ~ オーバーツーリズムを越えて

近年オーバーツーリズムが問題として騒がれている。 特に京都や鎌倉での問題が深刻に取り上げられている。 特長的なのは外国人比率が多く、過半数が外国人となっている。 おかげで日本の学校の修学旅行先を定番の京都から他の都市へ変 … 続きを読む

怖いけど凄い! 凄いけど怖い! AIの2面性

世の中AIブームだ。 ついこの間までは最新技術として「なんだこんな物」位の存在だったのが、あれよあれよと言う間に生活に浸透して来た。   昭和生まれの私は最初からAIには否定的だった。 人間本来の能力を奪い、人間を無能化 … 続きを読む

年賀状を捨てた3年の空白が教えてくれた「儀礼の廃止と、真心の回復」

年賀状を卒業したのは3年前だった。 しかし、もう観念して再開しようと最終的に決断をした。 来たる新年から再開の予定で準備を始めたところだ。   再開を検討するに至る経緯は別記事「年賀状が果たしていた大切な役割」でご紹介済 … 続きを読む

説明できない「夢中になる理由」

人は皆それぞれ何か夢中になる物を探し、人生の楽しみとして大切にして生きていると思う。 私も昔からいつも何かに熱中して生きて来た。 一番熱中したのは趣味を始めとする興味を持った世界で、面白くて夢中になり、何か達成感が得られ … 続きを読む