若い、今までの人生は夢を描いてそれに向かって前向きに生きて来れた。 しかし、未来と言うには余りにも短い時間しか残されていなくなると、夢の描きようがなくなって来る。 夢は遠くにありて描く物で、目先に描く物ではないようだ。
今の私を前向きにしてくれるものは目標だ。 ありとあらゆる物を目標に設定できる。 目指す目標が決まったら好きな距離に置いて頑張って見る。 あまり頑張りたくなければ目標の値を下げればいい。 自分に合ったものを、自分に合った値で、自分に合った距離に置くと、前向きになれる。
「夢管理」と言う言葉はないが「目標管理」と言う言葉はある。 目標は達成度を把握するとやる気につながる。 目標に対してどれだけの所まで達成できているか、達成の度合いが分かる何らかの尺度が見つかると良い。 目標は自分自身を前向きにするし、達成度を把握できればそれが更に自分を鼓舞する。
私が毎朝している散歩は、地元の神社を参拝しながら最初は30分程度から始まったのだが、数カ月前からゴミ拾いをしながらの散歩に変えた所、様相は一変した。 ゴミ拾いが楽しくなり、レジ袋がパンパンになるまで帰らなくなった。 翌日は同じコースを歩いてもゴミはほとんど無くなっている。
そこで少し違うコースを歩いてみる。 するとゴミの「収穫」は増える。 またひとつまたひとつ、とコースのレパートリーはどんどん増えて行った。 もうこれ以上増やしようがなくなると、今度は更に遠い「未開の地」に足を延ばすようになった。 ゴミの量は飛躍的に増加し、大きなレジ袋を2つ使うようになった。
やがて事前にパソコンで地図アプリを開いて、遠隔地にある神社を確認し、いずれかの神社を参拝しながら周れるコースを設定し実行するようになった。 スマホの歩数計アプリで毎日の散歩時間と歩数と距離がわかる。 毎日夢中になって「達成感」を求めて毎日「大漁だ」と言えるまで歩き続けるうちに、気が付くと散歩時間は2時間になり歩数も9,000歩、距離は軽く5Kmを上回るようになっていた。(小さなタバコの吸い殻も全て拾いながらなので歩く速度はかなり遅い)
これは目標と成果が好循環を起こして私を鼓舞してくれた事例である。 毎日の目標はゴミで大きなレジ袋を一杯にする事と、段々難易度(距離)を上げて設定しているコースを完歩する事の2つだ。 今迄到底歩けなかった距離がどんどん伸びて行くのが楽しい。
最近、生活の中に設定した目標が増えて来た。
・バイオリンを人に聴かせられるレベルまで上手になる。
・今書いているエッセイ、何処まで続けられるか勝負。
・80歳までは生き延びる。できたら95歳まで。
これらは全て語尾に(笑)が付く。