クラシック演奏会の矛盾 ―― 制度が選ぶ音楽と心が求める音楽

プログラムの違和感   私は、東京に拠点を置くあるオーケストラの定期演奏会に頻繁に足を運んでいる。自宅から通いやすい場所にある、私の好きなコンサートホールで演奏が聴けることはありがたい。 特別に長い歴史を持つ楽団ではない … 続きを読む

人生と言う交響曲の終わり方

クラシック音楽の多くの交響曲では、第四楽章が長い旅路の締めくくりを担う。 そこには、作曲家がその曲に託した思いが凝縮され、音楽はそれぞれ異なる方法で終わり方を選ぶ。 その多様な終結の姿が、人生の最終章と重なって見えること … 続きを読む

数理の底から爆発する狂気 ―― 矢代秋雄『交響曲』の衝撃

日本のオーケストラ界が遺した20世紀の記念碑的大作、矢代秋雄の『交響曲』(1958年)。 演奏会で取り上げられる機会が稀なこの曲を、私は先日、初めて生で聴く機会を得た。   コンサートの後半、メインプログラムに40分に及 … 続きを読む

永遠の憧れの音大生

人生で叶えられなかったことのひとつに、音大生と親しくお付き合いすることがある。 私はとにかく音大生に、一方ならぬ憧れを抱いていた。   その原点は、幼稚園時代にさかのぼる。 私の家はたまたま武蔵野音楽大学の近くにあり、付 … 続きを読む