73歳になった私に「理想の姿に向かって共に前向きに頑張って生きよう!」と声を掛けてくれた人がいた。 有難く優しい言葉だ。
でも私は、もう「頑張る」ことはしないと思う。
自分自身の姿に焦点をあてるのではなく、周りの人たちに焦点をあてた生き方をしたい。
正しいと信じていたが、実際は自分の為だけを考えて、前向きと言う言葉で美しく飾って「頑張って」自分だけの「正義」で生きて来た過去があるから。
自分が正義だと信じても、それが万人に通用する絶対的な正義とは限らない。 少なくとも私の正義は私の「都合」だった。
頑張れば良い訳ではなかった。 何をやっても力加減ができない不器用な猪突猛進型の私の足跡は玉石混交だ。 良くもあり、悪くもあった過去も、それが私の足跡だ。 だけどもう繰り返したくはない。
今は穏やかに周りを見渡して、
今まで自分に見えなかった所に注意深く目をやって、
自分の手が届く所に優しく手を伸ばして生きて行きたい。
無理をせずに気張らずに、だけど精一杯の思いやりを大切にした私らしくない生き方を。