1952年生まれの73歳の男です。
今年の春、脱サラ後立ち上げて10数年間心血を注いできたタイムラプス撮影の個人経営の事業を終了し、隠居の身となりました。
一男一女に恵まれ、彼らがそれぞれ一男一女の孫を恵んでくれ、今は妻との穏やかな二人暮らしの日々です。
70歳は私にとって大きな人生の節目になりました。
何より変化を感じたのは体力でした。がくっと落ちました。視力も更に落ちました。
知力はなんとか維持しているようですが、身体の変化が気持ちに与える影響は大きかったです。
今までは健康な事をいい事に、後先を考えずやりたい事に夢中になって生きる毎日でした。
「自分は前向きに生きているんだ!」と豪語して、実は無責任にその時その時自分が夢中になる物だけを考えて快楽的に生きて来ました。
ところが、そんな自分がふと立ち止まるようになって来たのです。
そして「ああ、この先何年生きるのかわからない所まで来たんだ。」と行く先に大きく立ちはだかる壁のような消え入るような暗闇を感じるようになってきたのです。
すると人生で初めて過去を振りかえっていたのです。 そして振り返ってみたら、そこには恥ずかしい事、情けない事の数々が転がっているのが見えました。
大切な人たちにすがったり傷つけたりして生きて来た、自己中心的な我儘な姿がそこにはありました。
「こんな事だったのか自分が歩いて来た道は・・・」と人生で初めて悔いる思いを知りました。
気が付いた過去の過ちが自分を許すことは無く、やがて過去を深く反省し、少しでもできる償いをしようと本気で考えるようになっていました。
決してすべてを償う事はできないが、すべてを償う事に捧げて生きる事はできる。
そう考えて日々新たな気持ちで生き始めた、そんな私の独り言や詩を綴る文集です。