13.目を覚ませ!マスコミに常識を狂わされた日本人 09/03/2021

先日「NHKは中立ではなかった」と言う体験談を書きましたが、さらに注意深く日本の歩んできた歴史を振り返ると、実はそれはまさに氷山の一角に過ぎず、日本のすべてのマスコミが目指しているものは事実を正確に伝えると言う本来あるべき使命感やモラルからはほど遠いもののように見えてきます。

およそマスコミ報道と言うのは、人の関心を引くと言うのが第一で、それはすなわち視聴率・購読者の増加に反映し、収入に直結するからです。 そこには中立の立場で社会の真実を報道すると言った本来の期待されるモラルはないのです。

戦時中、新聞各社は戦争を煽る記事を満載し世の関心を集めて発行部数を大きく伸ばしました。 大手新聞社の社旗がいまだに旭日旗をあしらっているのがその名残りとも言えます。

ところが戦後はそういったマスコミ各社は一斉に反日に転じて姿勢を180度変えてしまっています。 その方が売れるからです。 この問題を整理すると次の3点があげられます。

1. 日本人は敗戦後の占領軍アメリカのGHQによる洗脳政策により見事に洗脳され、いまだにそこから抜け出せないでいる。 WGIP(戦争贖罪情報プログラム)と呼ばれる「戦争した自分を責める自虐観」を刷り込まれてしまった。

2. 日本のマスコミは戦前は戦争を煽って新聞の発行部数を伸ばした。 戦後、GHQの政策で厳しいプレスコードに従い洗脳機関として情報操作を強いられたマスコミは、やがてそれが自らの体質になり、唯一自由に報道ができた日本政府への批判に活路を見出すと言う左翼的体質を身に着ける結果となった。

3. 日本のマスコミは日本国民に対する自虐観をあおり、左傾させようとしてきているが、驚いた事に日本国民の多くはマスコミは中立だと信じ、その実態に全く気が付いていない。 マスコミは日本人の常識を狂わしてしまった。

現在の日本における特殊性は、終戦後戦勝国のアメリカにGHQを通して二度と戦おうなどと思わないように洗脳教育がされ、マスコミにも厳しく言論統制が敷かれたことに端を発しているのです。 そしてそれは見事に一般国民や政治家やマスコミに浸透したのです。

1952年のサンフランシスコ条約でアメリカの統治下におかれていた日本は独立をしました。 ならば同時にGHQの洗脳的指導からも解放されたはずだったのに、実際はマスコミと日教組などの教育機関がGHQ政策の呪縛から解き放たれる事はなかったのです。 すでに日本人には戦争について深い贖罪意識が植え付けられていたのです。 そしてその意識を煽り戦後76年となる今に至るまで日本人の常識を狂わしてしまったのです。

自分の国を愛すると言ったら右翼かと言われる国が他にどこにあるでしょうか? 敗戦国となったことで日本人は無意識のうちにオール「左翼化」させられ、しかも誰もそういう自分自身に気が付いていないのです。  政治家自身までです。 我々はいい加減に目を覚まさなければならないのです。

・「南京大虐殺問題」は日本テレビ記者の勘違いによる誤報がきっかけ

・「靖国神社参拝問題」は朝日新聞の扇動記事がきっかけ

・「従軍慰安婦問題」は朝日新聞の虚偽記事がきっかけ

いずれも中国や韓国自身がそれまで一度も言及したことがない話なのに、マスコミが中国と韓国に彼らの為に有利な外交カードを与えたようなものなのです。  保守党である自民党まで親中派に抑え込まれているというのはいったい何なんでしょうか。 いったい日本人はいつまで自虐史を続け、敵に塩を送り続けるのでしょうか?

実はこの問題について考察を始める前に、ある知人から教えられたことで大変驚いた事がありました。 それは「今の若い人たちは新聞やTVニュースを全く見ていない」と言う話でした。 インターネットのニュースやSNSなどで選択的に必要な情報を得ていると言うものでした。 私は最初、今の若い人たちが「スマホどっぷり世代」だからそうしているのだと単純に考えていたのですが、偏向するマスコミ報道に感性の高い若者たちがNOを突き付けた結果なのかもしれません。

もちろんネット上の情報は玉石混合です。 大手ニュースサイトですら一般にニュースライター募集なんて広告を出している位ですので、そのサイトのニュース記事内容を考えると恐ろしくなります。 しかし、翻ってマスコミの偏向報道の内容は混合どころか石だらけです。 玉石混合の方がはるかにましということになります。

米国のトランプ前大統領がマスコミに対し「おまえたちはフェイクだ!」と激しく罵っていましたが、それを品位がない言葉の暴力と見なすか、マスコミに悪く言われ報道される事を恐れず真実を国民の前に見せたと取るかがそれこそ玉石分別の分かれ目です。 

世の中の真実をTVであれ新聞であれ、限られたマスコミに頼るのは大変危険だと言うことです。 そして大切なことは情報を入手するチャンネルをできるだけ増やす(その意味でインターネットは有効な手段でしょう)ことで、マスコミに情報源を頼るのなら主義主張の異なる数社以上の多数社のマスコミの情報を均一に得ることです。

朝起きてから夜寝るまで、TV、ラジオ、新聞、ネットから流れて来て目や耳にするニュースは、まずフェイクである可能性を十分に疑って冷静で謙虚に対処する事が大切だと思います。 単純に思い込んだり信じるのは大変危険です。

得たニュースが正しいか正しくないかは、そのニュース・ソースが正しいか間違っているかではなく、ニュースを得ようとする側の知恵と姿勢にかかっているのです。