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             外国語ing My Way
        情報マガジン NO.000030  2005.1.10配信
   サポート・サイト:http://www.ki.rim.or.jp/~jr1maf2/gmyway/
           メール:jr1maf2@ki.rim.or.jp
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 致しました。 今後もこの様な事が時々発生するかもしれませんが、その際
 は何卒ご容赦賜りますよう御願い申し上げます。

■本メルマガの第30号になります。 「マルチリンガル習得へのヒント・シ
 リーズ」の第16回になります。

■本メルマガは、すべてのお話の出発点を「バイブル・シリーズ」に前提とし
 て置いています。 途中から本メルマガの購読を開始された方で「バイブル
 ・シリーズ」の配信を受けられなかった方には、昨年中はサポート・サイト
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 リーズ」のバンクナンバー閲覧はできなくなっています。 詳しくは本号後
 段の「ひとこと」コーナーをご覧下さい。

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「外国語ing My Way」マルチリンガル習得へのヒント・シリーズ(16)
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第16回 外国語で考える

私の尊敬する故松本亨先生がNHKラジオ講座で口癖の様におっしゃっていたの
が「Think in English」でした。 中学生当時の私にとって、
この「Think in English」と言う言葉はとても輝きを放った一
言でした。 英語は初めての外国語でしたから、日本語以外で考えると言う事自
体が未知の体験であったし、その行為自体がとても卓越した能力を必要とするよ
うに思えたからでした。

この「Think in English」と言う言葉は大変説得力を持って響
きます。 実際に会話をする時に、一々日本語から翻訳して話し、聞いた外国語
を日本語に翻訳して理解しようとしていたら、とてもスムースな会話は望めない
訳です。 ましてや同時通訳なんて離れ技は理解を超越した異次元の話しになっ
てしまう事でしょう。

実際に外国語を身に着けてみると、この「外国語で考える」と言う事は、結果と
して当たり前の事であり、そうでなければ身に着けたと言えるレベルではない事
がわかります。 「外国語」を身に着けると言う事は、その「言語独特の感じ方
発想、思考過程」を身に着けると言う事と表裏一体を成しています。 逆に言う
と、そうでなかったら外国語を苦労して学ぶ意味は半減してしまうのでないかと
思っています。 さらに、良く考えてみると、「外国語で考える」と言う事は「
言語独特の感じ方、発想、思考過程」を身に着けて初めて実現できるとも言える
と思います。

ですから、外国語で考えなければいけないと自分に言い聞かせて、いくら頭の中
で外国語の単語をいくつも走らせながら、ぎこちなく文章を組立てて行こうとし
ても、そう簡単に外国語で自由に考えられるようにはなれません。 本源的に「
言葉」とは、イモーション(感情)を音声に表したものです。 ですから「言語
独特の感じ方、発想、思考過程」によって生まれる感情を自分が持てない限り(
いつもそうである必要はありません。 その外国語を話す時だけで良いのです)
ネイティヴの方と同じような「言葉」は生まれて来ないのです。

本シリーズの第14回 「会話のノリが切り開く言語固有の発想や表現への道」
でお話した「ノリ」がまさにそれなのです。 まずはこの「ノリ」を感じ取り、
身に着ける必要があるのです。 その「ノリ」こそがその言語固有の発想や表現
を導いてくれるのです。 外国語で自由に考える為の第一歩は、「ノリ」を身に
着ける事なのです。

さて、「ノリ」をどうやって掴むかについては第14回でお話しましたが、それ
だけでは不十分です。 それは幼ない子供が一生懸命難しい物事を考えようとし
ていうようなものです。 気持ちはあっても難しい事を論理的な構成を以って考
えるのは、あまりにも訓練が足らないのです。 頭の中では漠然と感情として持
っていても思考する為には言葉の訓練が足らないのです。 人間は、一般的な状
況において極めて論理的な思考をする時には、母国語の言葉を以って事象を整理
しながら考えていないでしょうか。 幼い子供は、頭が悪いからではなく、論理
的な評価をする為に必要な語句や表現を十分に知らないし、それを使って頭の中
の感情を冷静に評価する方法を十分に身に着けていないから、論理的な物の考え
方もできないし、従って論理的な話もできないのではないかと思っています。

外国語を習い始めて間もない人にとって、その言葉ですべてを考える為には、や
はりそのレベルに必要な語句や表現を学び、使いこなす訓練をしなければならな
いのです。 

その訓練のひとつの方法として、私はとにかく「即興文」を作り続ける演習が効
果があると思います。 とにかく文章を書きやすい環境を用意します。 紙とペ
ンで良いのですが、例えば私の場合は圧倒的にパソコン(ワープロ)を活用して
来ました。 その方が書くのが早いし、キーボードに習熟していれば、指が勝手
に動いて行ってくれるので、余分な事に気をとられず、その外国語だけで考える
事に集中できるからです。

最初はテーマを決めません。 最初から書く文のテーマを決めてしまうと、どう
しても母国語で考えてしまうからです。 まず慣れるまでは、指にまかせてなん
でも書き続けるのです。 どんな内容でも、どんな筋書きでもいいのです。 と
りあえず友達にでも手紙を書く前提で始めたら良いかも知れません。 「お手紙
どうもありがとうございました。 あなたはとても素晴らしい人なんですね。」
くらいの文章をまず書いて、あとは指に任せてゴー!です。

人に見せる文章でもないし、自分も読み返す文章ではないので、何にも気にしな
くて良いのです。 いえ、気にしてはいけないのです。 文法の誤り? そんな
ものはあまり気にしないで下さい。 自分の語学力のレベルで使える語句と表現
を駆使して、とにかく前に、前に、前に、と書き続けるのです。 書いた事のあ
らすじ、展開、全体の流れ、どれひとつも気にしてはいけません。(笑) 繰り
返しますが、誰も読み返すことのない文章を書いているのです。 前の文と文脈
がつながっていなくたって良いのです。 とにかく頭に浮かんだものを書き続け
て行くのです。 そこまで「なんでも有り」にしておかないと、とてもじゃない
けどいきなり外国語だけで考えるなんて神業は誰にだってできるものではないの
です。 

最初はそれでも母国語の呪縛からは逃れることが難しいかもしれません。 しか
し振り払うのです。 ここは集中力の勝負です。 一切の雑念や理屈を取り払っ
て、とにかくその外国語だけで文章を書き綴って行くのです。 だんだん慣れて
来るとなんとかなるものです。 そこまで滅茶苦茶で良いとなると、結構ペンは
走るものなのです。 

一見意味のないようなこの演習は、必ずや力になってくれます。 この演習を何
回も何回も続けている内に、いつの間にか内容が次第にまともな物になって来ま
す。 自分では務めて滅茶苦茶でいいんだ、とにかく書きなぐれ!と思っている
のに、いつの間にか文章と文章がきちんと関係を持つようになって、気が付いて
みると、一定のテーマについてちゃんとした趣旨を持った文章を書き綴る様にな
って来るのです。 

外国語で考える様になる為には、訓練のいずれの過程においても集中力が大事で
す。 自分の脳の習性に逆らうのですから、自分の脳に力を入れて(できっこあ
りませんが)、押し込められた血が脳を圧迫してぷるぷる震えるくらいのイメー
ジが大切です。 

「書く演習」に加え、しなければいけないのが「話す演習」です。 書いた時と
同じ様に、今度は口を使って話すのです。 書けたのですから話せない訳があり
ません。 大事なことは、必ず「発声」する事です。 頭の中で唱えているのは
だめです。 発音はどうでもいいからとにかく口から発声するのです。 本シリ
ーズ第1回「湯船の中はあなたのステージ」のお話を思い出してください。 そ
うです、湯船の中は最高の演習場になるに違い有りません。 「脳のテンポラリ
ー・ファイルを直接外国語記憶領域にリンクさせる訓練」こそが、実は「外国語
で考える」訓練だったのです。

外国語で考えている人とそうでない人の差は歴然としています。 単純に考えて
一々翻訳していないのですから会話の反応が早いとか言う事はすぐ頭に思い浮か
ぶと思います。 しかし、会話のレスポンス程度の世界は、慣れれば誰でも翻訳
しないで(外国語をあまり意識しないで)反応し、対応できるものです。 ちゃ
んと外国語で考えられる人とそうでない人との差は、もっと深い所で現れて来ま
す。

日常的なたわいもない会話の世界ではなく、やや熱を帯びた議論をしてみれば明
快に差が現れて来ます。 論理と論理がぶつかりあう激しい議論をしている時の
思考過程が問題なのです。 「う〜〜ん、これは難しい議論になってきた。 ど
うしてこんな事を言うのかな? だってあれはあれだろう! まてよ、あの時は
ああだったから、今度の場合はあれとあれの状況が異なっているし、そんな事一
概に言えないんじゃないの?」と言うような、頭の中で思考が激しく駆け回るよ
うな局面です。 このレベルになると外国語で考える訓練を十分にしていない人
は自然と母国語で考えるようになっています。 ところが訓練を十分経てきた人
は、相変わらずその外国語で思考しているのです。 この差がその外国語の「難
しい」表現をしようとする時に、大きな差となって現れて来るのです。 訳され
た不自然な外国語と、慣用的な表現の外国語との差です。

もちろん、そこまで熱を帯びた議論の場でなくても、日常的な会話のやり取りの
中でも「表現力」の差となって現れています。 「表現力」と言うのは決して慣
用句や表現方法を知識として覚える事によって身に着くものではなく、その外国
語で考える事ができるようになって初めて身に着き実現できるものなのです。

裏を返して言えば、そう言う表現が実現できるようになってこそ、初めてその国
のネイティヴの方達と同じような目線でコミュニケーションが出来るようになる
のです。 

私が「バイブル・シリーズ」の中で、銀行時代にアジア各国の銀行を訪問して取
引折衝をおこなっていた時に、「英語で話している為に自分が勢い良くオーバー
・ランしないように気を付けている」と言うお話をした事がありました。 アメ
リカ英語特有の論理的かつ合理的な発想・行動の世界と、日本企業特有の「曖昧
さ」を残した世界とのギャップを意識しながら折衝をしなければならなかったと
言う話です。 外国語で考えると言う事は、そう言う状況まで生み出す事がある
ものなのです。 

(第17回に続く)


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ひとこと
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■■外国語ing My Way「バイブル・シリーズ」(今月末発刊予定)の予約購入
  について

前号でご紹介した通り「バイブル・シリーズ」がいよいよ発刊されますが、一
部の読者の方から、私のサイン入りで欲しいと言う、想像もしなかったような
お話を頂きました。 私の署名などお恥ずかしい限りで、一瞬と惑ったのです
が、もしそれが「バイブル」として学習の励みに少しでもなり得る物なのであ
ればと思いお受けする事にしました。

もし皆様の中で同様なご希望をお持ちの方いらっしゃいましたら、サポート・
サイト、または
http://www.ki.rim.or.jp/~jr1maf2/gmyway/shuppan-annai.htm
でダウンロードできる「書籍案内書兼購入申込書」を、出版社宛ではなく、私
の自宅あてにFAX下さい。(念のためサイン希望とお書き下さい)
FAX番号:0429−72−6081

私が署名後発送するように致します。ご遠慮なくお申し出下さい。


それでは皆さんまた来週!

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ビジネス(正業・副業)に興味のお持ちの方へ!
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関東地方またはその周辺にお住まいの方:(その他の地域の方でも熱意をお持
ちの方であればご相談に乗ります)

・副業でしっかり稼いでみたい。だけど本業には絶対に影響を与えたくない。

・だからと言って、怪しい仕事や、誘い文句ばかりでリスクがあったり在庫を
 抱えたりノルマがあったりするのは嫌だ。 そんなので苦労した友達の話を
 聞いた事があるし、そんな話はそこらじゅうに転がっている。

・強制されるのは一切嫌だ。あくまでも自分のペースでやりたい。

・特にかつて問題となった「ネズミ講」なんかはもっての他だ。 社会的にも
 法的にも倫理的にも問題のあるものは論外だ。 自分はそんな軽率な人間じ
 ゃない。

・変なビジネスで友達を失ったなんて話は良く聞く。 そんなのはごめんだ。
 もし仕事を通じて友達に感謝され、新しい友達がたくさん増えると言うので
 あればそれは素晴らしい。

・できたら社会貢献にもつながる意義のある仕事ならさらに素晴らしい。

・何よりも明るく楽しく打ち込める仕事であって欲しい。 楽しくない事、辛
 い事、暗い仕事は嫌だ。

・本業としても本格的に取り組めるものであればなお良い。

「これら全てを満たし、毎月数十万〜百数十万円の収入が得られる夢のような
ビジネスがあります!」と言ったら信じられますか? 普通は「そんなうまい
話があったら誰も苦労しないよ!あはは!」と一笑に付されるでしょうね。

私「外国語ing My Way」の岡 浩一郎が、ここに責任をもって「あります!」
と断言致します。 素晴らしいビジネスです。 「目から鱗」のビジネスと言
っても過言ではありません。 世の中は急速に変化しています。 変化とは「
今まで有り得なかった物が、現実の物となり常識になって行く」事なのです。

私は、自分の人生に更に「夢とロマン」を追求する為に、今、全精力を傾けて
このビジネスに取り組んでいます。 

私と一緒に「楽しく」ビジネスを楽しんでくださるビジネス・パートナーを求
めています。

性別・年齢・経験は関係ありません。(ただし成人で、学生ではないこと) 
現在のパートナーの方には70歳以上の方もおられるし、性別では女性の方が
活躍されているくらいです。 家庭の主婦の方も大変活躍されています。 も
ちろん、サラリーマンの方、自営業の方、脱サラされた方も大活躍されておら
れます。

ご興味のおありの方はお気軽に私あてメールをお寄せください。 ご説明・ご
紹介させていただきます。 当然の事ながら、私から無理にお願いする様な事
ご負担をお掛けする様な事は一切ございません。 お約束しておきます。 お
話だけでも聞いてみませんか。


■このメルマガで皆さんとお知り合いになれたのも一つの縁ですが、その縁を
ステップに更にお互いの人生にとって有意義で楽しい係わり合いを持ってお付
き合いさせて頂く事になればこんなに幸せな事はないと思っています。 人生
に前向きに取り組んでみようと考えられておられる方、是非お気軽にお声がけ
下さい。

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登録解除  http://www.ki.rim.or.jp/~jr1maf2/gmyway/
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発行人 MAFNET 代表 岡 浩一郎
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