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             外国語ing My Way
        情報マガジン NO.000027  2004.12.20配信
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「外国語ing My Way」マルチリンガル習得へのヒント・シリーズ(13)
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第13回 情熱を注ぐ相手が上げるモチベーション

私の友人にある保険会社で営業をやっている男性がいます。 彼は40歳。 
私が勤めていた都市銀行の後輩ですが、その銀行を昨年中途で退職し、新天地
を求めて保険業界に転職しました。 ご存知、保険の営業の仕事はまさに個人
事業主。 一応出社はするけれども、後の行動はまったく拘束なしで、成果が
すべての完全歩合制の世界です。 成功すればかなりの高収入を得る事ができ
るが、それまでの道のりはかなり厳しいようです。

それまでは銀行と言う大きな組織の中で組織の方針に則って、いやがおうでも
自分の属する部署の全員と一緒になってひとつの目標に向かって突き進まざる
を得ない有無を言わせない環境の中での仕事であったので、特段の意識を持た
なくても猛スピードで目標に向かって追いまくられる毎日であったのが、突然
誰も何も言わない自己管理の世界に放り出されて、始めは随分戸惑ったようで
す。 人間は本来怠け者です。 全てが自由な環境にあると、知らず知らずの
うちに楽な方に楽な方にと流れて行くものです。

そんな彼ですが、驚いた事に早くも全営業マンの中でトップ・クラスの実績を
上げ始めました。 実は彼は営業活動その物以外に涙ぐましい努力をしていた
のです。 「自分のモチベーションを上げる」努力です。 保険のセールスの
競争は熾烈を極めているそうで、100人に声かけて1人、2人に話を聞いて
もらえたら万歳の世界だそうです。 そんな中で、やってもやっても冷たく断
り続けられていると、しまいには自己嫌悪に陥り、自信もなくしてしまうそう
です。 中途採用を積極的に進めている業界ですが、1年も経つと一緒に入社
した仲間が半分くらいになってしまうそうです。

彼は「自分のモチベーションを上げる」為に積極的に外部の能力開発系のセミ
ナーへ参加を続けて来たそうです。 そこであえて自ら進んで刺激を受け、自
分自身を高揚させて来たのです。 常にどうしたら自分のモチベーションが上
がるか考え続け、少しでも役に立つと思われた物は逃さず飛びついて来たので
す。

外国語の学習は所詮孤独な自己との闘いです。 自分の脳との闘いであり、そ
れは時間のかかる長いトレーニングです。 それには決してあきらめない強い
チャレンジ精神と、粘り強い根気が求められます。 一朝一夕ではどうにもな
らないのです。 自分の脳の数え切れないほどの記憶素子の間に、数え切れな
い本数の配線を張り巡らす作業です。 それも、脳を開いて直接工具を使って
配線するのではなく、極めて間接的に、脳の他の部分を使って自らの身体の一
部を、単なる刺激を継続的に与えるだけで複雑極まりない配線を生み出して行
かなければならないのです。

多くの学習者が途中で投げ出してしまったり、挫折してしまっています。 習
得を思い立った時に持っていた希望に満ちた意思だけでは、山あり谷ありのす
べての工程を走り切るにはあまりにも非力であったに違いありません。 無理
もない事です。 ひとつの言葉を身に着けると言うのはそんなに簡単な事では
ないのです。

保険会社で見事な成長を遂げつつある私の後輩の行動には学ぶべき大切な姿勢
があります。 言うまでもありません。 「自ら自らのモチベーションを上げ
る努力を継続する」と言う姿勢です。

外国語の学習は本当に孤独な世界です。 例え学校できちんと授業を受けてい
ても、相手は自分の情けない脳である事に変わりはないのです。(笑) しか
も他の学科のように知識の蓄積が物を言うわけではありません。 理解力がも
のを言うわけでもありません。 自分自身を痛めつけて痛めつけて身体の構造
自体を変えようとする無謀な学習なのです。 ましてや独学で身に着けて行こ
うとなると、その孤独感には時には希望さえ見失ってしまう程の大きさがあり
ます。

外国語を独学で制覇するには、この「モチベーションの維持」と言う事が極め
て大切なのです。 読者の皆さんの中には、ある外国語の学習を始めたけど、
何度も挫折しかかった、あるいは停滞してしまった、あるいは諦めてしまった
経験をお持ちの方も少なからずおられるのではないでしょうか。 それは決し
て情けない事ではないのです。 人間が本来持ち合わせている能力や集中力か
らしたら、ごく当然の結果であるのです。 外国語の習得とはそれほど大きな
エネルギーを必要とするものなのです。 だからこそ、「モチベーションの維
持」と言う工夫を凝らす事がとても大切になって来るのです。 絶対に挫折せ
ず、常に意欲を燃やし、寝る時間を惜しんでまで学習に執着するエネルギーを
常に高く持ち続ける工夫をする事が成功への条件であるとも言えるのです。

さて、ではどのようにしてモチベーションを維持していったら良いのでしょう
か。 モチベーションを維持するには幾つもの方法があると思いますが、私は
その中でも最も効果の高い方法は、何らかの方法で「ネイティヴの中に実際に
コミュニケーションをはかれる相手を持つ」と言う事であると思っています。

「外国語ing My Way バイブル・シリーズ」の中で、私は外国語を学ぶ上で一
番大切な事は、「その言葉で絶対に相手とコミュニケーションをはかりたいと
言う、強い情熱を持つ事」であるとお話しました。 ひとつの言語は読むこと
も、書くことも、話す事も、聞くことも可能にしてくれますが、そもそも本源
的な欲望というのは、相手に自分の思いを「伝えたい」と言う欲望であり、そ
れを最も端的に直接的に具現化してくれるのが「話す」と言う行為なのです。
だから生まれたての赤ちゃんも大声で泣いて自分の「意思」を必死になってお
母さんに伝えようとしているのです。

この外国語を学ぶ上でその動機そのものでもあり、また一番大切な条件でもあ
る「その言葉で絶対に相手とコミュニケーションをはかりたいと言う強い情熱
」を是とするならば、それを実現させてくれる環境こそが自分が身を置かなけ
ればならない場所である事にお気付きいただけると思います。

私は振り返って見ると、ひとつの外国語を集中的に学んだ時に、常に自分の情
熱をぶつけるその国の友人がいました。 英語を学んだ時も、スペインでスペ
イン語を学んだ時も、タイ語を学んだ時も、韓国語を学んだ時も、そして今、
タガログ語と中国語を学んでいる時も、常に必ず誰か情熱を注いで親しくなり
たいと思う人間がいるのです。 私の場合、最初の英語は10歳年上の男性で
したが、あとの5ヶ国語はすべて若い女性でした。(笑) もちろん、これは
結果であって、それは同性であっても異性であっても、また歳が上でも下でも
良いのです。 単なる友達でも良いし、恋人でも良いし、場合によっては片思
いの(同性でも異性でも)親しくなりたいと思う人物であっても良いのです。

こう言ってしまっては相手の方にはなはだ失礼であるのですが、外国語の習得
と言う側面からのみ見た場合、自分の情熱をぶつけ、キャッチボールをしても
らえる「生きたマネキン」が最低限必要なのです。 もちろん、それが本当に
友情や愛情を交わせるかけがえのない友達や恋人になれたならそれはそれに勝
る幸せと喜びはないと言うものです。 外国語は人とのコミュニケーションを
拡げる為に学ぶものなのですから、その位の社交性を出さなくては到底身に着
くものではないと言っても良いのではないでしょうか。

このような「相手」を見つける方法はいくらでもあります。 海外旅行に出か
けるチャンスがあるのなら、その時に帰国後手紙を交わせる知り合いを作るこ
となどいくらでもできると思います。 古典的な手法としては「一緒に記念写
真を撮らせてもらって、後で写真を送るからと言って、名前と住所を紙に書い
てもらう」なんてのがありました。 なんだって良いのです、自分が相手に興
味を持っていれば、そんな接点は掃いて捨てるほどあるはずです。 いまや世
界中の多くの人がインターネットに親しんでいますから、帰国後手紙だけでな
く、eメールや、メッセンジャーなどのボイス・チャット等で会話を楽しむ事
だって可能です。

また、わざわざその国まで旅行に出かけなくても、いまや日本には世界中の人
々が全国津々浦々に拡がって滞在生活を送っています。 色々なチャンネルを
通じでそのような人たちと接点を持つ事は難しい事ではありません。 ちょっ
とインターネットを検索すれば、在日外国人と知り合いになる場はインターネ
ット上にも現実の場にもたくさんあることがわかります。 彼らも我々が海外
に滞在している時と同様に、親しい日本人の友人ができたらいいと願っている
に違いありません。

平均的な日本人は、平均的な外国人、それも西洋の国民に較べて大変シャイで
す。 心に思っていてもなかなか口に出せないのです。 歌手の谷村新司が歌
手生活30年を機に公演活動を休止し、現在上海の大学で教授として「音楽の
心を伝える」講義に打ち込んでいるそうですが、その講義の中で中心を成して
いるのが自己を表現する事に感心をもたない様に教育されてきた中国の若い学
生達に「心で思っているだけでは相手に伝わらない。伝えようと思って言葉に
出して始めて相手に気持ちが伝わるのだ。」という事だそうです。

是非「勇気を出して」自分の目指す外国語のネイティヴの方の声を掛けて下さ
い。 正直にまっすぐに正面から言えば良いのです。 「私と友達になってく
ださいませんか?」って。 その国がネパールだったら「私、ネパールとネパ
ールの人たちがとても好きなんです。 もっともっとネパールのこと知りたい
と思っているんです。 良かったらお手紙でも交わさせていただけませんか?
(時々お茶でも一緒に飲んでお話聴かせていただけませんか?)」と言えば良
いのです。

そうやって何らかの形でコミュニケーションを交わせる相手を得て、そしてそ
の方と少しでも親しくなれたあなたは、決してもうモチベーションが下がる事
はないでしょう。 あなたの勉強の目的が「その国の言葉を学ぶ為」ではなく
「その人とコミュニケーションをはかる為」に変わったからです。

(第14回に続く)


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ひとこと
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■このメルマガの配信を開始して、あっと言う間に早くも半年が経ってしまい
ました。 毎週必ず書き続けると言うのは、色々な変化に富んだ多忙な日常生
活のある中で、想像以上に大変な事ですが、読者の皆さんの励ましや感謝のお
声を頂くたびに、こんなモノでも少しは人の為に役立っているんだと励まされ
て来ました。 当初200人程度でスタートした読者数も、特段の宣伝もしな
いまま自然体でもう少しで1,000人になろうとしています。 読者数が激
減したら止める事もできるのにと思いながら、これはもう止める事ができない
(笑)と、改めて自分に鞭を打って今日に至っております。

この半年の間にいくつかの他のメルマガ発行者(語学関係の)の方から、相互
紹介をしませんかとお誘いを受けたのですが、「ただ読者数を増やす」と言う
本質からはずれた行為をするようで、(単なる広告ですから実際そんな事はな
いんですが)なんとなく自分の美学的に受け入れる事をあえてしないで来まし
た。 読者の皆さんとの出会いもひとつの人生の出会いで、そこにも自然なロ
マンがあって欲しいと考えていた、と説明すればおわかりいただけるでしょう
か。

そんな中で先日「1日1分! ビジネス英語」と言うメルマガ発行者の方から
相互紹介の依頼のメールを受けました。 その方は本メルマガの読者でもある
そうです。 非常に熱意を感じるメールだったのと、実際にメルマガを拝見し
たら、やたら受けを狙った安易なメルマガではなく、真剣に作っておられる素
晴らしいメルマガである事を知り、それならと初めて相互紹介をお受けする事
にしました。 以下が寄せられた紹介文です。是非一度サンプル記事をご覧に
なってみられたらと思います。

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タイトルは 「1日1分! ビジネス英語」 といいます。ビジネスの現場で
使われる生きた英語を、20年以上、貿易事業一筋に従事する筆者が、実用性
を考慮して紹介しています。世界に通用しなければならないのが、ビジネス英
語ですから、ですから、文法、語彙の使い方がより重要視されます。 
TOEIC, TOEFLを目標としてる方はもちろん、外資系企業への就職、また留学を
目指す方にとても有効なメールマガジンだと思います。
もちろん購読は無料です。
登録はこちらです → http://webclub.kcom.ne.jp/ma/hario/
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それでは皆さん、また来週!


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ビジネス(正業・副業)に興味のお持ちの方へ!
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関東地方またはその周辺にお住まいの方:(その他の地域の方でも熱意をお持
ちの方であればご相談に乗ります)

・副業でしっかり稼いでみたい。だけど本業には絶対に影響を与えたくない。

・だからと言って、怪しい仕事や、誘い文句ばかりでリスクがあったり在庫を
 抱えたりノルマがあったりするのは嫌だ。 そんなので苦労した友達の話を
 聞いた事があるし、そんな話はそこらじゅうに転がっている。

・強制されるのは一切嫌だ。あくまでも自分のペースでやりたい。

・特にかつて問題となった「ネズミ講」なんかはもっての他だ。 社会的にも
 法的にも倫理的にも問題のあるものは論外だ。 自分はそんな軽率な人間じ
 ゃない。

・変なビジネスで友達を失ったなんて話は良く聞く。 そんなのはごめんだ。
 もし仕事を通じて友達に感謝され、新しい友達がたくさん増えると言うので
 あればそれは素晴らしい。

・できたら社会貢献にもつながる意義のある仕事ならさらに素晴らしい。

・何よりも明るく楽しく打ち込める仕事であって欲しい。 楽しくない事、辛
 い事、暗い仕事は嫌だ。

・本業としても本格的に取り組めるものであればなお良い。

「これら全てを満たし、毎月数十万〜百数十万円の収入が得られる夢のような
ビジネスがあります!」と言ったら信じられますか? 普通は「そんなうまい
話があったら誰も苦労しないよ!あはは!」と一笑に付されるでしょうね。

私「外国語ing My Way」の岡 浩一郎が、ここに責任をもって「あります!」
と断言致します。 素晴らしいビジネスです。 「目から鱗」のビジネスと言
っても過言ではありません。 世の中は急速に変化しています。 変化とは「
今まで有り得なかった物が、現実の物となり常識になって行く」事なのです。

私は、自分の人生に更に「夢とロマン」を追求する為に、今、全精力を傾けて
このビジネスに取り組んでいます。 

私と一緒に「楽しく」ビジネスを楽しんでくださるビジネス・パートナーを求
めています。

性別・年齢・経験は関係ありません。(ただし成人で、学生ではないこと) 
現在のパートナーの方には70歳以上の方もおられるし、性別では女性の方が
活躍されているくらいです。 家庭の主婦の方も大変活躍されています。 も
ちろん、サラリーマンの方、自営業の方、脱サラされた方も大活躍されておら
れます。

ご興味のおありの方はお気軽に私あてメールをお寄せください。 ご説明・ご
紹介させていただきます。 当然の事ながら、私から無理にお願いする様な事
ご負担をお掛けする様な事は一切ございません。 お約束しておきます。 お
話だけでも聞いてみませんか。


■先週号での初めてのお声がけ以降、3人の方からメールを頂戴致しました。
そのうちの一人の方とは、昨晩東京の池袋でお会いして3時間近く楽しい有意
義な時間を過ごさせて頂きました。 お互いにお話に夢中で、ジョナサンでド
リンクバーだけで粘ってしまいました(笑)
人生に前向きに取り組んでみようと考えられておられる方、是非お気軽にお声
がけ下さい。

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発行人 MAFNET 代表 岡 浩一郎
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